
んでワシゃそんなに忙しくないからスクータ修理を手伝う事に。
つか、 「親指ダメだからやってくれよー」 なんて泣き付かれちまったのよね。相当痛いらしい大丈夫かな…?
マリオさんの指示の下クランクケースを開けたりいろいろ弄ってみるも改善されず。
ほいでエンジンを開けてみたら、中のカムチェーンがない。…あぁコレか、コレが切れちまっとる所為ね。
マリオさん曰く、 「直すにゃあちょっと時間が必要」
悪い箇所を確認したとこでこの日は止めよう親指の様子次第だ、と。

さぁどうしよっか大型バン修理の打ち合わせでもしよっか?
あーだこーだ喋っとるうちに向かいのベネさんがビール片手に登場。
「ここんとこお前達ばっかりでコソコソナニ楽しんでんだよ。今日は俺に付き合えっ!」
イヤイヤ仕事で来てんですよ… なんて言い訳虚しく呑み突入。
もう自棄のやん八。午前中からグビグビ始める。
ベネさんの処にゃあ引っ切り無しに訪問客。銘々が拵えとる民芸品を持ってきてチェックを求める。
呑みながらも 「ココはもっとこう」 「この部分は好いんじゃねぇか」 と指示。流石名職人慕われとるな。
南三陸のモアイさんもこのベネさんが造ったんだよね。

小腹が空いたとこで摘み提供。先日カメラの件でチョロッと手助けした友人から礼にと前日の夜貰ったんだけど喰い切らんかったピザ。
貰いモンで悪いけど、ローカルテレビのディレクタやっとるベネさんの娘婿からの差し入れだよ遠慮しなさんな。
小っこい島だから、いろんなとこで繋がっとるんだよなぁ。
ビールを買い足し買い足し呑み会は続く。
マリオさんとベネさんを中心に、他の面子は出たり入ったり。ガレージはウィークディのど真ん中、更に真っ昼間から宴会場。
話題はラパヌイの伝説やら言い伝えやらから昨年ベネさんが訪日したときの噺まで。
「お前の国ってのはホンットに大したモンだな。いつかまた行きたいよ」
滞在中の高待遇を甚く気に入ったらしい。そりゃあそうだろ、賓客として招待されたんだからさ。
「お前の彼女にゃ置いてかれちまったけど、お前が行く時にゃ是非連れてってくれよ」
マリオさんも興味津々。次の帰国が何時になるか未だ判らんけどね、コレからもずっと自慢できる国であって欲しいんだけど。

ガヤガヤ呑んどる傍にゃあいつの間にか改名された番犬アセイトーソと、

三毛猫ウティがゴロンと昼寝。
ウチの犬猫も構ってやんなきゃって事で、宴は夕刻前にお開き。
楽しかったよありがとさん。
でもこういうのは偶に、暇な時だけににしとこうや。
連れが居ったら怒られただろうな…