
もひとつ11月に催された祭、民俗歌謡祭の写真。
11日、12日と2晩に亘って開催されたうちの2日目の様子です。
まぁいつもそうなんですが、今年も時間通りに始まらず。
見越してちょっと遅めに入場したものの未だ音合わせ中。
暇に感けてカメラの設定を試みる。例年にも増して今年はステージが暗いぞ…
結局1時間半押しくらいでスタート。

当日の初っ端はボディペインティングショウ。
演技開始と同時に何故か照明が更に落ちる。なんでだ?身体に描かれた絵が見えなかったら不味いだろ…
已むなしにグッと感度を上げて撮る。
撮った写真をパソコンでもっと明るくしてホワイトバランスも整えて、やっと何が描いてあるかが解る程度の暗さでした。
誰の好みなんだか、数年前から怪しいショウパブとかストリップ小屋みたいなライトなんだよなぁ。
お世辞にもセンスが好いとは言えない。

ダンスも然り。暗いから細かい動きまでは解らない。
デジタル写真だったら思いっきり明るくしちまえばなんとか見れるくらいにはなるんですが、如何せんピントが合わんし、動き回るボディペインティングとかダンスだとかは物凄くブレる。
照明がホントに気に喰わなかった所為か、今年のダンスは申し訳ないが全組とも全く好いと思えなかった。
妙に強調されたセックスアピールが鼻に衝くんです。ラパヌイダンスってネットリとはしとらんかった気がするんだが。
時代なのかねぇ?
見えるか見えんか、解るか解らんかくらいのエロさのほうがグッとくるワシはもうおっさんなのか…?

んでメインの歌謡コンクール。
ステージは相変わらず暗めでしたが、アンプの音作りは悪くなかったんで楽しめました。
ワシ自身が音楽好きってのもあるんでしょうけど。
今年最も目を惹いたのは、18歳のクリクリ坊主。
ラパヌイ語でのラップを熱唱。滅茶苦茶カッコ好いヴォーカルパーカッションまで織り込む技巧派振り。
普段は好んで聴かないジャンルだけど圧倒されました。歌唱力も半端なかった。
島の文化や伝統を重んじる歌謡祭だからスローな曲を予想しとったのを根底から覆させられる。コレはコレでアリかも。

ワシの個人的趣味も多分に含みつつ判断して最高だったのはこのトリオ。
凄く好い音を出す癖に伴奏に徹するギターとチェロと、力強く響く女性ヴォーカルとの絡み具合が絶妙。
特に奇抜な事をするワケではなかったけれど、深い暗闇から聞こえてくるようで印象的でした。
唄のステージに関しちゃ今年はアタリ。録音もしときゃ好かったなぁ。
どうあれ照明はなんとかして欲しい。薄暗くして格好付けとるつもりなんでしょうが、逆に台無しにしちまっとると思う。
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